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中央放射線科


中央放射線科では、一般撮影、消化管撮影、核医学検査、MRI検査、血管造影検査、CT検査、マンモグラフィ(乳房撮影)など、さまざまな画像検査が行われています。医療技術の発達に伴い、より侵襲性の少ない画像診断を用いることによって、病気をより詳しく診断することが可能となってきています。
がん診療連携拠点病院の機能として平成19年2月より放射線治療(リニアック装置)を開始し、さまざまながん治療に効果を発揮しています。中央放射線科スタッフ一同、受診される皆様に対し思いやりの気持ちを大切にし、より良い医療情報を提供すべく日々努力しています。


放射線治療


放射線治療は、放射線を用いて腫瘍を消滅させる治療法で、外科療法、化学療法と並んで、がん治療の3本柱のひとつです。
その特徴は、根治治療として、機能や美容・形態を保持しながら治すことが可能で、手術に比べて体に優しい治療法と言えます。また、進行がんでの疼痛や苦しみを和らげる緩和治療としても有用です。したがってQOL(生活の質を高める)治療法と言えます。
平成19年2月に放射線治療を開始し、治療計画人数は年間150〜180人程度、おおむね4000件の照射を行っています。平成20年4月からは頭部の定位放射線治療を開始しました。これは4cm未満の小照射野を用い、三次元的な回転照射法により小さな病巣に集中的に大きな線量を投与する治療法です。これにより転移性脳腫瘍や聴神経腫瘍、髄膜腫などの治療が可能になりました。
当院で多い放射線治療は、乳がんの術後の予防照射や喉頭・咽頭がん、前立腺がんの治療です。他にも肺がんや食道がんの治療、がんの骨の転移による痛みの緩和照射、ケロイドの治療など全身の様々な病気に対する照射があります。


核医学検査


ガンマ線という放射線を放出する少量の薬品(放射性医薬品)を、主に静脈から注射し、目的とする病変や臓器・器官の状態を調べる検査です。
この検査は、専門の医師や技師、看護師らにより安全に充分配慮し、ほとんど苦痛のない検査です。また、検査のみならず放射性医薬品を使った骨などの治療も、将来入院を必要としない外来通院で行えるようになるなど、今後ますます発展していく部門の1つです。


MRI検査


平成26年4月より、最新鋭の1.5テスラ(磁場の強さ)MRI装置が稼働いたしました。
このMRI装置は、従来の装置に比べガントリー長(トンネルの長さ)が145cmと世界最短レベルで、また口径も70cm(従来は60cm)と大変広く、被検者の皆様の居住性が向上しています。また室内のすべての照明はLEDを使用しており明るい検査室で恐怖心や閉塞感が少ない状態にて検査を行なうことができます。
今回改修工事も行い新たにストレッチャーベッドも入れる広い前室を設置しました。洗面台、簡易更衣室も準備し、プライバシーに配慮しつつ直前の持ち込み禁止物の最終確認のスペースとしての運用を行なっています。眠らせて行なう必要のある小児の簡易待合室としても利用可能です。
最新の撮像方法でより細かい撮像ができるようになりました。頭部、脊椎部、乳房、腹部、骨盤部、四肢などあらゆる領域での利用が可能です。様々な画像コントラストが得られるのが特徴です。
検査用ガウンに着替え入室後、ヘッドホンをつけて仰向けに寝ていただき(乳腺検査はうつ伏せ)、検査時間は30分〜1時間と長めですが、リラックスできる環境で検査を受けていただけます。
【検査時間の目安表】
健診 頭部 20分
腰椎 20分から30分
頭部(精密検査) 30分から45分
胆管・すい管(MRCP) 30分
前立腺 30分
骨盤 30分
乳腺(造影) 1時間


血管造影検査、心臓カテーテル検査


血管造影検査とは、カテーテルと呼ばれる細い管などを使用して、造影剤を体の血管内に注入し、血管の形や流れをX線で連続的に撮影し観察する検査です。
当院では、1回で2方向から撮影が可能なバイプレーンの装置が2台あり、検査や治療の時間が短縮され、患者様の負担が軽くなっています。
平成31年に新しい心臓カテーテル専用装置が導入されました。
心臓カテーテル検査では、動脈硬化などにより細くなった心臓の血管内に、風船のついたカテーテルを挿入して拡げたり、ステントと呼ばれる金属の網を入れて補強するなどの治療や心臓の機能の解析などが行われています。
頭頸部、腹部用の装置では、画像を3D表示することができ、血管の走行を立体的に評価することができます。
また、同室内にCT装置も設置し、検査中、検査後に行われるCT撮影の際の患者様の移動の負担を減らすことが出来ています。
頭頸部の血管造影検査では、脳にできた動脈瘤の中に金属製のコイルを挿入し留置することにより、動脈瘤の破裂、再破裂を防いだり、脳梗塞によって詰まってしまった血管内の血栓を溶かしたり、吸引することによって除去したりします。
胸腹部の血管造影検査では、肝がんなどに対して、腫瘍近くの血管にカテーテルを進めて、直接抗がん剤注入したり、外傷などで、出血を起こした血管を塞いだりしています。


X線骨塩定量検査


わが国では、急速な高齢化に伴い、骨粗鬆症の患者が年々増加しつつあります。骨粗鬆症では、椎体(腰椎)、大腿骨近位部(足の付け根)の骨折が生じやすいとされています。
当院で導入されたX線骨塩定量装置は、骨粗鬆症診断のガイドラインに従い腰椎と大腿骨近位部を測定し、骨密度を算出して、年齢相応の骨密度が保たれているか評価しています。


CT検査


CTとはComputed Tomographyの略でコンピューター断層診断装置のことをいいます。
装置のトンネル状の穴に身体を入れ、X線を使用して頭部や胸腹部、全身の様々な部位の断層(輪切り)画像を撮影する検査です。
当院では、320列CTと64列CTが導入されています。列数が多くなるほど一度に広い範囲を撮影できるため、検査中の息止め時間が短くなり、高画質の画像を短時間で得ることができます。
320列CTでは、最大16cmの範囲を1回転で撮影できる特長があり、脳や心臓などの臓器は1回の撮影で撮影範囲がカバーできます。これにより、動きの少ない高画質な画像を提供でき、心疾患や脳血管病変の早期発見に威力を発揮しています。さらに被ばくや造影剤の使用量も低減できています。
また、撮影したデータから立体構築(3D構築)などを使用し、診療に必要な画像情報を提供しています。


乳房X線撮影(マンモグラフィ)


現在、乳がんは女性のがんの1位となり、触診では診断しにくい早期の乳がん診断に有効なマンモグラフィ(乳房撮影)検査が注目されています。また、画像の精度や撮影技術のガイドラインが設けられており、より良い画像の提供が求められています。
当院は、平成23年7月21日に、南加賀の医療機関では初となる、フルデジタルのマンモグラフィシステムを導入しました。
乳房撮影は、乳房自体を圧迫して行われるのですが、この圧迫は画質向上のためには、欠かせないものではあるものの、被検者にとって最大の苦痛となっています。当院の装置は、乳房の圧迫や被ばく量を最小限に留めつつ、高品質な画像を提供しています。また、フルデジタルシステムにすることによって、高精細モニターで画像の濃度やコントラスト、拡大率を変化させて、画像診断することにより微小な異常の診断を可能にしています。
撮影は、中央放射線科に所属する女性技師(マンモグラフィ検診撮影技師認定資格をもつ技師を含む)が担当し、安心して乳がん検査を受けていただける体制を整えています。


認定資格


わたしたちは、良質で安全な放射線診療を提供するため本来の診療放射線技師業務のみならず、(社)日本放射線技師会認定の各種資格を取得しています。


放射線管理士

医療施設内外における放射線安全管理に貢献できる人材の育成に努め、放射線被ばくから国民の生命の安全確保に努めることを目的とします。診療における放射線防護はもちろん、医療以外においての線量計測、除染、災害時対応や関係法令の専門知識を有します。


放射線機器管理士

現在放射線診療においては、画像診断機器や放射線治療機器、関連する情報管理機器まで幅広い機器の特性を理解し、その安全かつ適正な利用のため機器管理が必要とされています。
この資格は、機器管理・品質管理の知識をベースに、各分野の関連法令や標準規格までの知識を有し、危機の制度維持管理を目的とし正確な医療情報を提供いたします。


医用画像情報管理士

デジタル画像が中心となりつつある医用画像において、個人情報保護法施行などによるソフト面や画像サーバ等ハード面での進歩には著しいものがあり。このような状況の中で医用画像管理においてシステムを十分に理解し、安心で信頼度の高いシステムを運用する知識を有し、正確な画像情報を保全します。


臨床実習指導教員

診療放射線技師の養成教育に従事している実習指導者に対し、診療放射線に関する最新の知識、技術を習得させ、実習指導者として資質の向上を高めた上で実習を効果的に実施し、診療放射線技師の素質の向上を図ることを目的とした資格です。



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