ご挨拶
乳がん治療は一昔前の拡大手術から縮小手術・機能温存手術へと低侵襲化の道のりを歩んでおります。さらに術前術後の化学療法の開発進歩により、専門的は知識がなければ診療が困難となってきております。日々の診療は多忙の極みであり、さまざまな職種との共同作業なしには診療の質を担保することはできません。当院では南加賀唯一の乳腺科として多くの乳腺疾患を扱っておリます。特に乳がんに対しては検診、治療、緩和と一貫して多職種共同でより責任をもって患者さん中心の医療、精神サポートを行っております。治療内容が複雑であり、一度に全て理解することは困難です。繰り返し何度も説明いたしますが、まずは目の前のことから少しずつ理解し、共に一歩ずつ前に進んでいきましょう。
診療内容
- 主に乳がんに対する手術、術前術後化学療法、ホルモン療法、再発化学療法、放射線治療、緩和治療
- 乳がん検診の精密検査
主な疾患
- 乳腺疾患
- 乳がんなどの悪性疾患、乳腺症、乳腺線維腺腫などの良性疾患
当科の特長
- 術中迅速診断を用いた乳房温存手術
- 機能温存のためセンチネルリンパ節生検
- 乳房再建術(形成外科と共同で)
- 乳がんに対する化学療法、ホルモン療法、放射線治療
乳がんの手術風景
医師紹介
さとう れいこ
佐藤 礼子
役職 | 医長 |
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専門分野 | 乳腺外科 |
資格 |
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外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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佐藤 | 佐藤 | 佐藤/寺川 |
診療実績
R4年度の診療実績 | |
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乳がん手術件数 | 65件 |
抗がん剤治療延べ件数 | 523件 |
放射線治療件数 | 44件 |
乳腺CNB(針生検)件数 | 77件 |
マンモグラフィー件数 | 1,580件 |
乳腺超音波検査件数 | 1,239件 |
連携病院・開業医の先生方へ
乳腺科では乳がん検診、乳がん治療、緩和医療を実践しております。乳がん患者は増え続けており、当院でも検診、手術、化学療法など増加傾向にあります。今後はより安全・確実で、かつ後遺症や副作用の少ない乳がん治療が望まれます。また、がんを患った患者・家族の心理的サポートも大切です。そのようなことを念頭に置きながら、地元の人が住み慣れた環境で治療を受けられるように、南加賀唯一の乳腺科として地域の先生方と共に診療にあたっていく所存です。