泌尿器科

泌尿器科と聞いて、皆さんはなにをイメージするでしょうか？「男性の科じゃないの？」「シモの病気の時に受診するところ」「なんか痛いことされそう」などなど。最近は、少しイメージアップしてきましたが、まだまだ認知度は低いようです。

泌尿器科では、広く尿に関わる病気を診療しています。年齢、性別を問わず、排尿の症状があったり、腎臓や副腎、膀胱、前立腺などに異常が見つかった時に専門の診療をするのが泌尿器科です。受診されてから、診察、検査、治療を一貫として行います。手術も薬物治療もしますので、一人の患者様を初診から治療の終了まで診ることになります。診療の多様性に魅力を感じて泌尿器科を選択する若手の先生も増えてきています。

当院でも、泌尿器科腫瘍、排尿障害、尿路結石症、尿路感染症について多彩な診療を行っています。特色としては、さらに専門的な女性泌尿器科疾患の診療を行っています。地域の基幹病院としての責任を持って泌尿器科疾患の患者様を診察していますので、症状のある方、尿路の臓器に異常が見つかった方はかかりつけ医の先生に相談して、安心して受診いただけたらと思います。

泌尿器科腫瘍、尿路結石症、排尿障害、尿路感染症、女性骨盤底疾患の診断、治療を行っています。

検査では、腹部超音波検査、経直腸的超音波検査、膀胱尿道ファイバー検査、各種尿路造影検査、各種膀胱機能検査は常時、CTスキャン、MRI、核医学検査などは予約にて施行しています。

治療面では、泌尿器科腫瘍に対しては、学会ガイドラインに基づいて、腹腔鏡手術を含めた手術療法、放射線療法、化学療法を適切に選択して施行しています。尿路結石症に対しては、経尿道的内視鏡手術と体外衝撃波結石破砕術を施行しています。女性骨盤底疾患については、経腟メッシュ手術と中部尿道スリング手術を施行しています。排尿障害に対しては、内視鏡手術、薬物療法で対応するとともに、排尿ケアとして看護とリハビリの面からもサポートしています。

高齢で受診される方が増えてきましたので、無理なく安全に診断、治療を行うことを心がけています。

• 泌尿器科腫瘍（腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌、副腎腫瘍）
• 排尿障害（前立腺肥大症、神経因性膀胱、過活動膀胱）
• 尿路結石症（腎結石、尿管結石、膀胱結石）
• 尿路感染症（膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、精巣上体炎）
• 女性骨盤底疾患（骨盤臓器脱、腹圧性尿失禁）