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院長の挨拶


院長  村上 眞也

 新年に向けて−地域の皆さん、かかりつけ医、医療・介護機関と共に歩みます。

 昨年は新天皇の即位と「令和」への改元が行われ、新しい時代の幕開けとなりました。令和は“美しい調和“と外国に紹介されています。当院も「患者さんの思いに共感し、多職種チームで病状・情報を共有し、かかりつけ医と共同で医療のあたり、地域の人々と共生し、共に歩みます。」との意味で、基本理念を「共に歩む」と改め、地域住民と美しい調和を図りたいと考えております。
 この基本理念のもと2020年の重点目標を、@地域医療を支援できる病院づくり、A救急医療のさらなる充実と災害医療対策としました。

 さて、2025年の超高齢化時代に向けて、患者さんの住み慣れた地域や自宅での生活のための医療、地域全体で支える医療、医療と介護の連携、さらには住まいや自立した生活の支援までもが切れ目なくつながる医療など、「地域包括ケアシステム構築」が必要とされています。南加賀地区ではリハビリを中心とした回復期病床や慢性期病床は充実しており、医療行政担当者や医師会との地域医療構想調整会議において、当院には急性期医療機能が求められています。急性期病院の役割強化のため、2018年4月に開設した「つながるサポートセンター」では、患者さん一人ひとりの状況を把握して入院前から退院まで一貫した支援の提供(入退院支援)、そして地域の医療・保健機関や介護施設などとの連携強化を図っています。また地域医療の充実を図るためには医療従事者の能力向上も必要です。当院では院外医療機関スタッフが参加可能な研修会を多数開催してスキルアップを支援しています。

 ところで救急医療においては高齢者で、もともとの病気の急性増悪で救急搬送される患者さんが多くなりました。このような患者さんではこれまでの疾患の治療経過などの情報は欠かせません。“かかりつけ医”との連携により効率的に治療にあたるため、昨年9月に医療機関専用の直通電話「地域救急ホットライン」を開設しました。
 また救急医療においては救急隊員との連携も大切です。小松市消防本部と協議し、昨年10月から救急隊員が病院内で実習しながら、指令があれば出動する「派遣型救急ワークステーション」を開設しました。救急隊員の研修の充実だけでなく、救急隊配置の分散により現場到着時間の短縮などが期待されるもので、協力して救急体制強化に繋げたいと考えています。
 さらに当院は南加賀唯一の災害拠点病院です。災害拠点病院の活動範囲は広く、災害時の診療はもちろん、地域医療機関に医療機器を貸し出したり、重症患者を引き受けたりします。また各自治体が設置した救護所の医療や衛生管理にも関与します。そのため医師会をはじめとする地域医療機関だけでなく、周辺自治体さらに保健所とも協力する必要があり、各組織との連携を構築していきたいと考えています。

 地域の皆さん、“かかりつけ医”や病院、介護福祉施設と共に歩み、安心安全で質の高い医療の提供に努める所存ですので、市民の皆さんのご理解ご協力を宜しくお願い申し上げます。

2020年1月
国民健康保険 小松市民病院
院長 村上 眞也



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