入院前から退院後の療養生活まで安心して医療が受けられるように、多職種が連携し切れ目ない支援「Patient Flow Management」(PFM)システムで提供を行っており、1/入院支援部門、2/退院支援・調整部門、3/地域連携部門、4/医療福祉部門、5/外国人医療サポート部門があります。医師・看護師・MSW・看護補助者・ホスピタルコンシェルジュ・事務員が関わり、病院玄関先の看護から、外来・入院・退院後に住み慣れた地域で安心して生活ができるよう協働します。私たち自身も成長しながら、患者さんやご家族に関わっています。
外来では地域の方々が安心して入院し、退院後は在宅での療養生活を送れるように、病棟や地域医療支援室と情報を共有し協働する体制を整えています。専門の資格をもつ看護師は糖尿病療養指導・フットケア外来や認定看護師によるストマ外来、助産師による保健指導外来などを行っています。また医師や多職種と連携し、外来化学療法・放射線治療、内視鏡治療、心臓・脳・腹部の血管造影検査および治療などを実施しています。
患者さんが生活のしづらさを抱えながらも地域で暮らしていけるようにサポートする事が精神科看護。精神科外来・デイケアセンター「りんず」では病院に来ていただいて、病状の調整や生活リズムの獲得・仲間づくり・就労支援を行い、訪問看護ステーションでは地域に出向いて「その人とその人の大切な方へ 心に添った本物のケアで 共に歩みます」を理念に、生活支援を行っています。また、訪問看護は精神疾患だけでなく、終末期医療や介護が必要な方のケアも行っています。
手術室は病棟に比べて、学生時代に実習で行ったベッドサイドでの看護技術を行う機会が少なく、学校でもあまり触れない分野です。専門的な知識が必要ですが、外科医や麻酔科医が常に側にいるため、わからない事など質問しやすい環境でもあり、勉強になります。患者にとって手術という大きな難局にチームの中の一員として関わり、無事に手術を終えられた時この仕事にやりがいを感じます。
透析療法室では慢性腎不全の患者に対して透析治療を行っています。透析というと悲観的に思われがちですが、治療を行いながら日常生活を有意義に過ごしていくため、栄養士や薬剤師などの他職種とも協力して患者に関わっています。また、透析治療をはじめる前の段階の患者に対して生活指導を行う事で、透析導入を遅らせるように努力し、専門的な知識で患者・家族に寄り添っています。
HCUは全12床で集中ケアが行える設備や環境が整っており、外来から入院する重症な方や、手術侵襲の大きな術後の方、一般病棟で状態が悪化し全身管理が必要な方など、全科の患者さんを対象としています。フィジカルアセスメントを行い、変化する状態を的確にとらえた安全で安心な看護介入に努め、他職種とも積極的に連携し、回復をサポートしています。
小児科・産婦人科・乳腺外科・泌尿器科・眼科・歯科口腔外科の6科の患者が入院する混合病棟です。そのため、新生児から高齢者まで年齢層が幅広く、疾患や治療以外にも多くを学ぶ事ができます。特に小児科の場合はご家族との関係性が大切になってきます。ベビーや子供はとっても可愛くて癒やされますよ。元気になって退院される姿をみて、とてもやりがいを感じる事ができます。また、急性期病院の役目として手術が多くあり、勉強になります。
主に消化器内科・外科・一般外科の患者が入院しています。消化器疾患での手術では術後の合併症を予防するため、主治医・麻酔科医・看護師・理学療法士などが連携して、早期離床をすすめています。手術を受けて回復し住み慣れたご自宅へ安心して退院できるように、栄養士や社会福祉士なども一緒に考えます。短い入院期間の中で、患者さんの状態は日々変化し回復していきますが、元気になって退院できる姿にやりがいを感じられます。
主に呼吸器内科・外科・腎臓内科・血液内科の患者が入院しています。肺癌の手術では、胸腔ドレーンや術後合併症がないか観察し、痛みのコントロールを行いながら早期離床を促しています。化学療法を行う患者には安全に薬剤投与できるよう留意しながら、副作用の観察を行っています。また、感染症に注意が必要な患者さんも多く感染対策や予防に努めています。
第2種感染指定病院・感染専門病棟として新型コロナウイルス感染症や肺炎など感染リスクのある患者さんの看護を主に行っています。感染管理認定看護師・特定看護師が在籍し、安心して治療に専念できる療養環境づくりを目標に、急性期から回復期まで多岐にわたりセル看護方式で取り組んでいます、マスクの上からでも“笑顔”と“まごころ”が伝わる、ウイルスに負けない元気と活気がある病棟です。
主に循環器内科・代謝内科・一般内科の患者さんが入院しています。心臓カテーテル治療・心不全・糖尿病の患者にはクリティカルパスを用いて診療の流れおよび看護を説明する事で安心して療養生活が送れるようにします。退院に向けて、他職種でのカンファレンスも活発に行っています。心電図モニターをつけた方が多くいますが、先輩看護師や優しい医師がフォローしてくれます。
脳神経外科・整形外科・形成外科の患者を主に看護しています。自分で動く事が難しい患者さんが多いですが、気持ちを思いはかりベッドサイドでケアを行っています。大変な事もありますが、元気になられていく姿を実感できる病棟です。